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統率者 蘇りしダクソス

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 コモンの詰め合わせを譲り受けてテーロスからMTGをはじめ、最初に作ったデッキがアスフォデルの灰色商人を軸にした黒単信心でした。ですのでテーロスのゾンビには思い入れがあります。

 

 このカードのビジュアルが公開されたとき、「テーロスのゾンビの伝説クリーチャーが出るんですか!やったー!」とテンションが上がったものです。しかし、彼の名が明らかになったとき「ダクソスじゃないですか!やだー!!」と改めてテーロスのストーリーとエルズペスの報われなさに切なくなったりしました。

 

 それはそうとして、彼をジェネラルにする場合

 ①低マナ域のエンチャントを多く積んで経験を貯めてファッティ増産体制を築く

 ②妨害系エンチャントで相手の動きを阻害しつつ、隙あらばそこそこのサイズのトークンで殴る

 ③強化エンチャントでジェネラルを強化しつつ、トークンも並べていく

 

 などが考えられるでしょう。

 タップいらずの3マナ起動型能力で呼べるトークンなら2/2程度でもそこそこですが、放っておくとでかくなり数も増えていくのが恐ろしい。ダクソスへの除去も、「ちらつき護法印」「チョーマノの祝福」などのプロテクション付与オーラや族霊鎧などで受け付けなくすると手が付けられなくなっていきます。

 白と黒は共に墓地利用ができる色ですが、同時に墓地対策が強い色でもあります。デッキ構築時に、墓地は使うのか使わないのかの方向性も定めてカードを選定するべきでしょう。加えて「ファイレクシアの闘技場」や「強欲」などの黒のドローを活用するのか、「迷宮の霊魂」や「弁論の幻霊」などの白のドローやキャスト制限を活用するのかの方針も同様です。

 

 ストーリー上では神たちに翻弄された人生を送り、ゼナゴスの策略によって愛する人間の手によって命を絶たれ、死すらもまた安らかではない、悲劇の彼ですが、時に神をも超えるサイズのトークンを量産します。常命のもののはかなさを憐れみながら彼の力を堪能するのも乙なものでしょう。